思い出の「さくら」

今から10年以上も前になるだろうか?
1月4日の夜、突然がかかってきた電話。
息子の同級生が亡くなったというのだ・・・

息子は当時、高校1年生。
幼稚園から中学まで一緒だった幼馴染の訃報を聞いても、すぐには信じられなかった。なぜ・・・・・?
ハンサムでかしこかった彼の顔が浮かんだ。

息子と共に、お通夜と葬儀に参列した。
遠方より多くの友人たちも参列し、すすり泣きの声が響き渡る。

もし、我が子だったら・・・
悲しみに耐えている彼のお母さんの姿に、自分の姿を重ねた。
逆縁ほど辛いものはない!

葬儀の途中、「さくら」の曲が流れてきた。

さくら さくら ただ舞い落ちる  いつか生まれ変わる時を信じ
泣くな友よ 今 惜別のとき    飾らないあの笑顔で さあ

さくら さくら いざ舞い上がれ   遠(とわ)にさんざめく光を浴びて
さらば友よ またこの場所で会おう
さくら舞い散るみちの さくら舞い散るみちの上で

あまりにもこの曲がお通夜にとけこんでいて、余計に悲しさが増していった。そして今でも「さくら」を歌う時、あの日のできごとを思い出す。

そんな悲しい思い出がある森山直太郎さんの「さくら」を歌って録音しました。よろしければ聴いて下さい。

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