雨が続く毎日
ふと、和箪笥の引き出しを整理してみようと思った。
中には、頂きもののハンカチがたくさん入っている。
きれいだなぁと箱を開けて順番に見ていると・・・
白い箱が目にとまった。
大事にしまいすぎて、忘れかけていたようだ。
でも私が27歳の頃に貰ったものだということは、しっかりと覚えていた。

それは、初めて社会に出た時、1年間ペアを組んだ大先輩の手作りの財布
初心者の私に、仕事の内容やノウハウを教えて下さった。
その方は、わからない事を聞くことをはばかるほど、立派な方だった。
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7年後、私は転勤する事となった。
その時、餞別の品としてくださったのがこの財布だった。
箱の底には、1枚の手紙が入っていた。
別れへの思いを綴られた手紙を読み、懐かしい思いで胸がいっぱいになった。
文面には優しさが、いっぱいあふれていた。
本当にありがとう~
多分、母親のような思いで、頼りない私を見守ってくれていたのだろう。
その親切を忘れずに、転勤してきた人やペアを組んだ方には同じように接してきたつもりだ。
忘れかけていた思い出に出会えるのだから「片付けも悪くないな」と思った。















