やっと観れたね!阿修羅像
いつか観たい!
そう思っていた阿修羅像を観に行く機会に恵まれました。
阿修羅像は、奈良公園近辺にある興福寺の国宝館に展示されています。この日はお天気がよく、久々に青空が広がっていました。
阿修羅像は奈良時代の国宝作品で、乾漆造の代表作です。
少年のような顔立ちで、像高 が153.4cmと小柄で3面あるお顔はそれぞれ表情が異なります。
6本の腕は細く、繊細で美しいお姿です。
(撮影禁止なので、下の写真2枚は借りものです)
阿修羅は古代インドの神様で、名前を「アスラ」と言い、その音読みから日本語では「阿修羅」という字があてられたそうです。
なぜ3つの顔と6本の手なのかというと・・・
●3つの顔
正面・・仏の教えに目覚める(驚きと嬉しさのまじった表情)
左側・・今までの自分を後悔・過ちを認めきれない
(唇をかみしめている)
右側・・人間界を哀れんでいる・懺悔をしている姿(悲しげな表情)
左の顔 ⇒ 右の顔 ⇒ 正面の顔 と、阿修羅の成長過程を表しているともいわています。顔は幼さが残り、子供の様に細い腕 をしています。
●3組の手
阿修羅は手に何も持っていませんが、興福寺曼荼羅によると次のものを持っています。おそらく仏像に、もともとは付いていたと思われます。
・第一組の手 (合唱)
・第二組の手 (左手に日輪、右手に月輪)
・第三組の手 (左手に弓、右手に矢)
とにかく神秘的なお姿に見とれてしまいました。
仏像にあまり知識はありませんが、観れて良かったです。
ありがたき仏像を拝観した後は、ランチに行きました。
美味しそうでしょう〜860円です。
このお店は全て手作りで、野菜たっぷりの優しい味付けが気に入ってます。奈良へ来た時によく利用していますが、いつも美味しくて大満足なんですよ。
その後奈良散策をして、楽しい一日となりました。
阿修羅像に会えて、嬉しかったです。