又兵衛桜を染めにして
奈良県大宇陀市にある「又兵衛桜(またべいざくら)」は、大阪夏の陣で活躍した戦国武将後藤又兵衛が当地へ落ち延び、僧侶となって一生を終えたという伝説から呼ばれるようになった有名な桜です。
その桜を今回、染めにしたのですが、いつもと手法が違います。
最初、糊を置いた麻の布(縦35cm×横25cm)に木と石垣だけを染めました。
5日間乾かして水に浸け、茶色の糊を落とします。木の枝と石垣だけが、染め上がりました。
その写真が〜〜トホホ・・・
いくら探しても、見当たりませんのでご想像下さい。
そこへ下の型紙を使って、桜を刷り込んでいきます。
染め方は布の上に型紙を置いて、隙間にピンクや紫系の顔料を入れひたすら刷り込んで行くのです。桜の色を微妙に変えた方が、深みが出ると先生がご指導下さいました。
ひたすら・・・ただ黙々と・・・3時間ほどかかったでしょうか?
やっと桜満開の「又兵衛桜」が完成しました。
刷り込み加減を見ながら、結構私の性分にあっているように思いました。
ひたすら黙々と・・・結構楽しく染めることができました。
桜満開の「又兵衛桜」です。