感謝祭で見たものは・・・

某有名衣料店の創業感謝祭に行って来た。
４日間、感謝価格で販売されるのだという。

去年この店のダウンが軽いと評判になり、私も買ってみた。
身につけると本当に軽いし、肩も凝らず着やすい。
洗濯だって家でできるし、寒い時ちょこっとはおるのに便利だったので、買いに行こうと店に向かった。

１０時半に駐車場に着くと、すでに車は満車状態。
袋片手に買い物を終えた人たちが帰っていく。
改めて限定販売の人気を実感した。

大勢の客でごった返す店内は、鏡の前で試着する人がいっぱいで、
若い夫婦連れや年配客まで、客層の広さが伺える。
しかもほとんどの人が、買い物かごいっぱいに商品を入れている。
私も悩んだ末に、ダウンとヒートテックのセーターなどを５点選んだ。

さて支払いはとレジを見ると、見た事もないような列ができている。
私も２列に並んで順番を待っていると、若いお母さんの声がしてきた。

「色は何色がいい・・・」
そう言いながら、スマホ片手に数着をかごの中に入れている。
「フリーズも買っておこうか？」

どうやらスマホに映った商品を見て、ご主人が家に居ながらにして色を選んでいるようだった。
画面には顔が写っていたので、奥さまが商品を映す係だったのだろう？
それにしても便利な世の中になってきた。
通販といい、スマホ利用といい・・・若い人たちの買い方が変わって来たと思った。

シニアは、ご主人がレジを並んでいる間に奥さまが選んだ品を持って来てと・・
こちらも又、二人が待たない方法で買い物を澄ませている。

それにしてもこれだけの品物が売れたら、町行く人のファッションは、皆同じになってしまうのではないだろうか？
人気の色・サイズはすでに売り切れており、限定販売の強さを思い知った。

良い物を長く着続けた時代から、今やファッションも消費の時代に変わりつつあるのかも知れない？