岡寺の春

奈良県明日香村にある、西国三十三所の第七番札所「岡寺」
石楠花が奇麗で、厄よけとしても有名な「岡寺」を染めに、先生宅へ行って来た。

30cm×40cmの布に糊を置いたもの



最初、薄い色でおおまかに色を置いていく。
色は先生の作品を参考にさせて貰うが、微妙な色混ぜが難しい。
例えば緑なら、「青みががった緑」「抹茶」「濃い緑」「黄色い緑」など、顔料という自然の絵の具で作っていく。

塗っては乾かすことを繰り返し、同じ色を3回ぐらい重ねていく。
しっかり色を刷り込まないと、水につけた時色が流れていくので慎重にしないといけない。
右の花に、ピンクや紫のグラデーションを入れて、変化をつけてみた。



5日間乾かし、色を定着させる。

水につけると糊が落ち、染めた模様が浮かび上がる。
この時ハラハラするが、ワクワクする瞬間でもあるのだ!

後日先生宅へ行き、空に薄く水色を塗り完成!




写真では、実際の作品と微妙に色が変わり残念である。
早速部屋に飾り、岡寺の春を楽しんでいる。

.entry-content { font-size:18px; }