生産者が見える店

最近生産者の顔が見える店として「直販所」が増えている。
地域の生産者が丹精込めて作った野菜や果物・花・加工食品などを、
名前を表示して販売する方式で、新鮮な品物を安く買うことができる。
それが人気となり、何処も大勢の客で賑わっている。

先日、姉が来て店に寄ったのだが驚いていた。
「100円以下の野菜なんて町では、売ってないわぁ〜」
都会に住む姉の所にも直販所はあるようだが、値段が高いうえに、すぐ売り切れて種類も少ないようである。




最近車で10分の隣市に、また新しい直販店ができた。
ここは野菜以外に、魚や肉・全国の特産品もあり種類が多い。
他店にない品物が揃っていて、新鮮で手頃な値段が人気となっている。
しかも美味しいケーキ屋さんが入り、私は喜んでいる。




美味しくて安全な食を、消費者は求めている。
安いだけでなく、生産者の写真や名前が書かれているので安心だ。
うちは野菜を作っているので、主に醤油や豆腐などの購入に利用するが、手造りの品物が欲しい時すぐ手に入るのが有難い。

農家の人も市場に出荷するのと違い、値段の設定が自分ででき、客の反応がその日に分かるのだから良いシステムと言えるだろう。
丹精こめて作った野菜を喜んで貰い収入も得られるのだから、高齢化した生産者の生きがいになっていることは確かである。

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