レトロな絵本

孫に絵本の読み聞かせをしている。
その本は我が子が産まれた時、「子どものとも 傑作集」をシリーズで揃えたものだから、かれこれ30年は経つだろう。

一時は学校に寄付しようかと思ったが、友人のアドバイスもあり、
「孫が産まれたら読むだろう」と、本箱にとっておいた。
それが今役に立ち、せっせと読み聞かせの毎日である。

本に関心の無かった孫が、「読んで〜」と興味を示してくる。
しめしめ・・・

でも読みながら、ちょっと笑ってしまった。
この本は1963年発行なので、絵が昭和レトロなのだ。

「ちいさなねこ」石井桃子作 福音館書店 




小さな猫が道路に飛び出していき車にひかれそうになる絵だが、町並みが古く車も懐かしい。


「かばくん」 岸田衿子作 福音館書店 1962年発行 




「げたのこもいる」まで読んで、エ〜ッと思ってしまった。
動物園に下駄を履いてくる子って、私の子ども時代にいたっけ?

ちなみに3才の孫に「下駄の子は誰〜?」と聞くと、首をかしげていた。
スカートや靴下を履いた子はすぐに押さえたが、げたは見たことが無いだろう。

この絵本はかばの親子がいる動物園の話で、微笑ましくって内容も素晴らしい!かばの絵が大好きだけど、時代背景は今と違ってた。
どうやらこの絵本、私が懐かしく思う絵本となっていたようだ。

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