老老介護

たまたまついていたテレビで、高齢者の生活を報道していた。
何となく見ていたが、そのうち途中から真剣に見入ってしまった。

高齢者が高齢者の介護をせざるをえない状況のことを「老老介護」と言い、それは少子化核家族化などの家庭事情で年々増えている。
そして、介護する三分の一が男性だという。

81才の男性は朝ご飯の用意をして、70歳後半の認知ぎみの奥さんを起こす。 日中は車イスで散歩と買い物に出かけ、病院通いや家事一切を引き受けている。
81歳というご高齢にもかかわらず、世話できる間は続けて行きたいと気丈である。
それは週に一度、出かける所があるからだろうか?

兵庫県では、介護する男性が集まる会を作っているという。
そこでは、日頃の不安や悩みをぶつけ合う。
思いをはきだしながら、「大変なのは自分だけでない」「自分よりもっと大変な人がいる」と感じ、頑張る気持ちと安堵感が湧いてくるようだ。

子どもが遠くにいる場合、近くで住むのは難しい。
ご近所のつき合いを大事にして、いざという時に助け合える友人がいれば心強いだろう。
もちろん病状により、一慨にこうだとは言いきれない所があるだろう。



老老介護」になった時・・・
私はひとりで抱え込まないことだと思っている。
現状を変えられないのであれば、悩みや情報を伝え合える仲間が大事であろう。
話すことで人は救われる。

我が家は同居なので、義父母は私たちが看るつもりである。
でも自分たちが高齢になった時、「老老介護」は他人ごとでは無い。
同じ環境にいる人たちがつながり合えたらと思うのは理想なんだろうか?

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