ハンノール染めのクリスマス額

ハンノール染めという言葉を初めて聞く人が多いのではないだろうか?
実は、私もそうだった。
先生から聞いた時想像もつかなかったが、制作を終えて素晴らしい手法だったと実感している。
手の込んだ作り方を紹介したい。

先生の彫った型紙(横40cm×縦50cm)を借りて作品を作る。



布地に丸く染料を塗っていく。
色は無作為に置くが図案を考慮し、炎の位置は明るい配色にする。



乾いたらフィキサー液を塗り30分放置して色を定着させる。
その後熱湯で3分煮て水洗い、乾燥させる。



布地の上に型紙を置き、糊をやや厚めの均一に塗り、乾かす。



アルギンペースト液を塗り、にじみを防ぐ。
その後、しっかり乾かす。



ハンノール黒液を塗り、乾かす。



フィキサー液を塗り、新聞紙にくるみ(直射日光に当てないよう)
40分乾かす。
乾燥後熱湯で3分間煮て、色を定着させる。
その後、水洗いして糊を落とす。



やっと完成〜



ハンノール染めは、カラフルな色を置いた上に黒液を重ねていく感じだ。
すると糊の所だけ、奇麗な色がろうけつ染めのように出てくる。

雪の結晶や丸い飾りを糸で縫い付けガラスを抜いたので、作品がより引き立ったように思う。
糊置きや黒液を塗るなど難しい行程は先生にお願いし、何とか完成することができた。 今は我が家の玄関で輝いている。

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