太極拳

昨日、太極拳に行って来た。
先生は台湾の方で、整形外科医。
病院勤務をしていた頃、長時間の立ち手術で腰痛が持病になってしまった。 何とか治したいと太極拳を続けているうちに腰痛が治まり、以後続けているという話だった。

最初、太極拳の説明も受けた。
人は生活しているうちに、生活習慣や動作の癖で体の歪みが生じてくる。
そうするとリンパの流れが悪くなり、痛みや症状に出てくる。
それらをゆっくりとした動きで、正常な位置に戻していくのが太極拳だそうだ。

準備体操は片手をグーにして、順番に肩たたきのようにたたいていく。
肩・関節・指先がポイントで3回たたくと、リンパの流れが良くなる。
骨粗鬆症の予防にもなるようで、徐々に体が温まってくる。
これだけでも効果があるのだと言う。




音楽に合わせて手足を大きく曲げ伸ばししながら、ポーズをとっていく。
周りを見ると、ほとんどが50〜70代の男女。
中高年になると足腰の機能やバランス感覚が弱ってくるので、太極拳を始める気になったのだろう?

動いている最中は雑念を捨て、気分もリラックス。
腹式呼吸をしながらの1時間半。
合間に教えてくれる先生の何気ない話が、興味を引く。
東洋の伝統的な陰陽思想は、西洋医学と違い知らないことばかりだ。




私は健康推進の役を引き受けてから、1年半太極拳を学んだ。
初めは難しくて、真似するのさえ必死だった。
14の基本パターンが覚えられなくて、担当になったことが悔やまれた。
99のパターンを思うと、気が遠くなるような話だった。
それでも2年間は辞められないので、月2回とにかく出席してきた。
14までは何とかできるようになったのが、成果であると思う。

先生曰く。
「正座や横座りは関節に悪い。」
「太ももや指先は大事な所なので、歩くように・・・」
日常生活でも、気をつけていきたい。

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