飛鳥光の回廊

15、16日と「飛鳥光の回廊」が行われた。
古都飛鳥を明かりで照らし、幻想的な世界を浮かび上がらせようというイベントだ。
ボランティアと村民が協力して、数多くの明かりを並べて行く。
我が家は16日が担当だったので、5時からお手伝いに行ってきた。




夜が更け、点灯した明かりが次第に奇麗さを増していく。
川原寺跡に鳳凰が浮かび上がり、幻想的な空間が広がる。




あちこちで、「来て良かったなぁ〜」と言う観光客の声。
広い遺跡後を明かりで照らすスケールの大きさは、他では見られないものだろう。

向かいに見える橘寺(聖徳太子の誕生地)もライトアップされている。
2日間の6時以降、寺や施設・駐車場の入拝観料が全て無料になる。
それも、観光客にとっては嬉しいことだ。




飛鳥板蓋宮跡(あすかいたぶきのみやあと)に向かう。
ここは、大化の改新をすすめるため、中大兄皇子らが蘇我入鹿を暗殺したと伝えられている所。
大きな彼岸花を飾り、そのスケールの大きさは圧巻で人気が高い。






何処からか万葉歌が聞こえてきたと思ったら、突然万葉人が現れた。
「あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る〜」
私でも知っている万葉集を、舞いながら歌っている。



この明かりは、村内在住の書道家が書かれたもの。
万葉歌の数々が、明かりに照らされ美しい。





「飛鳥光の回廊」は、京都や奈良ほど人が混み合ってなくて、ゆったりと廻れる。 たっぷりと堪能した2日間だった。

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