大丈夫?

真夏の庭にまどろむように咲く朝顔
鮮やかな紫が緑の中に埋もれて、涼しげに浮かび上がっている。

仏様にお供えをして盆提灯を飾った。
孫たちが土曜日から泊まりがけでやって来て、賑やかな毎日である。
嬉しい反面、買い物や食事の準備にと気ぜわしく、生活リズムが変わってしまう。

暑さと先日から多忙だったせいだろうか、珍しく横になって休んでいた。
すると、帰省していたもうすぐ3才になる孫がやって来た。

子どもの前で、横になるのは行儀が悪いかなと思ったがそのままでいると、そばによって来て足を撫でてくれた。
そして、ひと言「大丈夫?」
優しい言葉をかけてくれた・・・

私は元来丈夫なので、少々の事では病気にならないと思われているのか、こんな言葉をかけて貰った事がほとんど無い。
だから「大丈夫?」が、とても嬉しかった。
思わず抱きしめて「大丈夫だよぅ〜」と答えていた。

娘に言うと、「こけた時などしょっちゅう、大丈夫と言われているからだろう。」と言う。
自分が言ってもらっている言葉を覚え、私に言ってくれたのだろうか?
いずれにしても、嬉しかった(^v^)

まだ言葉が十分話せない幼子ではあるが、そのひと言は大きな喜びとなる。幼児の純粋な気持ちは、大人の心を洗い流してくれる。
子どもの言葉って、ホント偉大だ。




普段はシニアばかり4人の暮らしなので、子どもがひとり加わるだけで生活が一変する。
小さな靴や洗濯物を見ているだけで、微笑ましい。
色もデザインも可愛い。
何たって「ばあちゃん〜〜」って高い声で言われたら、「婆ちゃん?」と思っても「はぁ〜い」と返事をしてしまう自分がいる。
まぁ〜そんなものだろうか?

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