お墓参り

昨日、両親のお墓参りに行って来た。
墓は車で40分ほど離れた所にあり、地道を15分位登った山の中腹に
ある。




嫁ぐまでは、家族揃ってお墓参りをした。
お盆やお彼岸はもちろんの事、元旦の祝いをした後も墓へ参った。
祖父母は若くして亡くなっていたから、父が親を想う気持ちは人一倍だったかも知れない。

父は生前、「父親が亡くなった53才を越えた時、感慨深かった」と言っていた。祖父は田んぼで急死したので、自分もという不安があったのだろう?
その父も想いを残し、享年70才で亡くなった。

父亡き後、母は命日の墓参りを欠かさなかった。
今から思うと、寂しかったのだろう? 
きつい山道なのに、用事を見つけては墓へ行き草引き・掃除をしていた。
だからうちの墓だけは、草ひとつなくいつも奇麗だった。

「父ちゃん、帰るでぇ〜また来るわなぁ。」
父の墓を去る時、名ごり惜しそうに声をかけていた母の姿を思い出す。

姉夫婦とは、誘い合わせてお墓参りをする。
生前いつも母と一緒にお墓参りをしていた時のように・・・

母が亡くなって4年。
寂しさは、時と共に和らいできた。

人はいつか、必ずこの世を去る。
両親は元気に暮らしている私たちの姿を見て、安心しているだろうか?

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