桜のタペストリー

型絵染めを習いに、先生のお宅へ伺った。
玄関に入ると、私はまず部屋の飾り物を見る。
昨日はお雛様とタペストリー。甘いお香の香りがする時もある。
玄関からは、おもてなしの心遣いと気配りが感じられる

3月の作品は、桜のタペストリー。
生地は麻で、縦120cm 横20cmの縦長の作品である。




上は桜。下は流れる水と花びら・葉がデザインされている。
桜は朱を薄い・濃いと変えながら、時にはエンジ系・オレンジ系にも塗る。
下部の緑は広いはけで塗る。簡単そうに見えるが、広い所は一気に塗らないとムラになる。




5日間乾かし、色を安定させる。

大きな作品なので、お風呂で水をはり糊を落とす。
麻は糊が落ちやすく、30分ほどで絵が浮かび上がってくる。



桜は色がはっきりと出ている。
水の線は細いので緑が入ってしまった。線が消えている部分もある。

1週間後先生のお宅へ行き、薄かった線上に桜の花びらを置いて行く。



こうすると、色が出なかった線も気にならない。
周りを縫うのは、裁縫上手な先生にお願いした。




完成した作品は、早速玄関に飾ってみる。
桜はまだだけど、先取りで楽しむことにしよう〜と☆

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