春を待つ

フキノトウが芽を出したという情報が届いたので、こちらはどうだろうかと
散歩に出る。朝の風が一段と冷たく、頬をさす。

ふと足元を見ると、たんぽぽが寒さの中で綿毛を飛ばそうとしている。
寒さを忘れて立ち止まる。暖かそうな綿毛だなぁ。




梅の蕾が心なしか膨らみかけてきた。 ぷっくらと可愛い。




取り残しのキウイが、木にしがみついて風にも負けず、ふんばっている。




収穫した野菜の後から、黄色い花が咲いている。
雑草と同居し、寄り添いながらひっそりと。




厳しい寒さの中で、自然は春を待ち息づいている。
強くたくましく、そして静かに。
暖かい陽光を浴びた時、一斉に活動をせんとばかりに。

去年密集していた所でフキノトウを探したけど、まだだった。
やはり明日香の地は、寒いのだろうか?
雪が散らついてきたので、帰るとしよう。

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