万葉歌留多で遊ぼう

「万葉歌留多で遊ぼう」が、奈良県にある万葉文化館で行われた。
ここは日本で最も古い銅製のお金、富本銭が見つかった所でもある。
下の写真は富本銭が出土した発掘現場。
館内で展示されていて、いつでも見る事ができる。




万葉歌留多大会だけでなく、お正月遊び体験やあったかグルメ広場が開かれる。万葉衣装の試着体験だってできる。
歌留多には参加しないが、試着目的で行ってみる事にした。

早速万葉衣装を試着してみる。私は紫の衣装を選んだ。
何回か衣装を着ているが、その度にワクワクする。
近くで可愛い子どもたちが、万葉衣装を着て記念撮影を楽しんでいる。



飛鳥あったかグルメ広場では、お餅つきが行われている。
臼と杵でペッタンコ。 



つきあがったお餅は、きなことあんこの2個試食できる。
つきたては柔らかいはずだが、寒さで餅はみるみるうちに固くなっていく。
でも美味しかった。 ごちそうさま〜

いつの間にか遷都くんがやって来て、子どもたちの人気者に。
やはりここでも記念撮影が!



万葉文化館の中には、飛鳥時代の展示室がある。



これは、当時の魚やさん。
売っているのは、地方からの税として役所の倉庫に入っていた物が、物々交換で市場に出回った物だ。これは鰯・鮎・ナマコの干物・獣肉の乾燥。
遠い距離を都まで運ぶため、塩漬けや乾燥した物が多かったようである。

万葉人の食事は朝夕の2回で、赤米や魚などを食べていたようだ。
調味料は和歌山の海水を煮詰めて、塩の結晶を取り出した物。
蘇(そ)という古代チーズも食べていた。
再現した物を土産物として売っているので食べてみたが、今のチーズほど美味しくはない。

うねめの 袖吹き返す明日香風 都を遠みいたづらに吹く
                     ー志貴皇子

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