雪景色
朝、起きた時に頭が痛かった。
窓側近くに頭を向けて寝ているので、冷気で冷えたのかも知れない。
「今日も寒いなぁ。」と思い外へ出ると、今年初めての積雪。
白く積もる雪に、びっくりした。
「天気予報は雪」・・・だったっけ?
突然カメラマンになった気分で、写真を撮りまくった。
一面真っ白に、橘寺も雪化粧。
それもまた、奇麗〜
庭の花や木にカメラを向けた。
椿やパンジーの花にも、雪が覆いかぶさっている。
花びらの色と雪の白さが際立って、とても美しい。
松の枝から、とけかけた雪が雫になって落ちていく。
カメラを通してジーッと見ていると、松葉がさらに鋭く感じられる。
毎日「寒い、寒い。」と口ぐせのように言っているが、時おり雪がちらつく
だけだった。
白く光る雪景色に気を取られ、はしゃいで写真を撮っているうちに
あらあら、いつの間にか頭痛も忘れていた私。
お昼には一転、雲ひとつない青空。
みるみるうちに雪が消えていった。
朝の雪は写真のみ残し、いつの間にやら何処かへ消えていった。