お日さまに誘われて


お日さまに誘われて、歩きたくなった。
「ウォーキングは、楽しみがなくっちゃ!」
と言うことで、
歩くだけではなく、美味しいものを食べる目的も作る。

しばらく歩くと、山の重なりが遠くに見えて来る。
私は、この風景が大好きだ。
山の重なりを見ながら、はるか彼方、山の向こうにまで思いを馳せる。

飛鳥歴史公園館に到着。
そこで出迎えてくれたのは、花人形。
葉ボタンやパンジーで作られているが、季節により花が変わる。
飛鳥歴史公園には高松塚古墳があり、壁画が発見された所でもある。




ランチは、ペンション飛鳥で
「ひだまりカフェランチ」を注文する。




かきフライや豚肉のソテー・ほうれんそうのおひたし・カボチャのグラタン
などが付いている。
見た目は地味だけど、地野菜を使いとても美味しかった。
食後はコーヒーとプリンがついてきた。

あまりの天気の良さに、鬼の俎(まないた)と、鬼の雪隠(せっちん)を通って帰ることにする。 まだまだ歩きたい気分だ。

鬼の俎



鬼の雪隠



二つは数十メートル離れているが、元は1つの古墳の石室だった物が、
分かれてしまったのである。
底石(俎)は長さ約4.5m、幅約2.7m、
石室(雪隠)の内幅は約1.5m、高さ約1.3mと大きい。

言い伝えによると、風の森と呼ばれるこの地方に鬼が棲んでおり、通行人を騙してとらえ食べたと云われている。「俎」で調理し、「雪隠」で用を足したという。

最後に通った亀石は、愛くるしい表情だ。
写真に写っている私のカバンと帽子から、その大きさが分かるだろう。
長さ3.6メートル、幅2.1メートル、高さ1.8メートルもある。




歩いていると、明日香が水と石の都と言われていたことがよく分かる。
気分は最高! 3時間散策したさわやかな一日だった。

.entry-content { font-size:18px; }