成人の日

今日は、成人の日

私の住んでいる地域では、3連休の昨日(8日)に成人式が行われた。
村長さんの挨拶に始まり、講演や恩師を招いての立食パーティが行わ
れる。
村で幼・小・中学校とも1校しかないので、同窓会のようなものだ。
地域に住んでいる20才の有志で実行委員会が作られ、行政と共に計画を立てる。
幼馴染と話がはずみ、写真を撮りあって式が盛り上がる。
着物姿が鮮やかで、生き生きとした表情が、皆チャーミングである。

昨日、成人式だった所は多かったようである。
3連休の真ん中なら、遠くに住んでいる人も帰郷して出席する事ができる。
何と言っても、家族でゆっくりと成人したことを祝い、居住地へ戻る事だってできる。

ふと目にしたテレビのニュースでは、被災地の成人式を報道していた。
ある市では、6人の若者が命を亡くして成人式に出席できなかったと報じていた。
椅子には、着物姿の可愛い女性の遺影が飾られていた。
本人はもとより家族の方は、さぞ無念な思いであろう。

成人をともに祝いたかった
「亡くなった友の分まで精いっぱい生きます」




報道を目にし、本来なら「成人 おめでとう」と喜ぶべきはずなのに、
今年は地域により喜びばかりではないのだと実感した。
被災された成人の皆様には、まだまだ苦難な事があろうかと思うが、どうか強く生きてほしいと願ってやまない。

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