懐かしのレコード
大掃除をしていると、懐かしいドーナツ盤のレコードが出てきた。
私が中学生の時に、初めて買ったレコード。
当時、少ないお小遣いの中から、やりくりして買った物だ。
その頃は、隣市まで行かないと、レコード店はなかった。
初めて買ったのは、テレビで放映されていた「俺たちの旅」
中村雅俊が歌う主題歌で、B面に「ただお前がいい」が入っている。
このドラマが毎週楽しみだったし、中村雅俊もかっこよくて好きだった。
定価は500円。
中学生の頃は、深夜放送「オールナイト日本」が流行っていて、浜村純さんの映画解説に合わせて音楽が流れた。
それを聴くと、映画を見ていない私でも情景が思い浮かび、映画の世界に浸ったものだ。
「あなたが選んだ スクリーンテーマ ベスト12」
名作の映画音楽ばかり12曲入っている。
ゴッドファーザー愛のテーマ シェルブールの雨傘
白い恋人たち 小さな恋のメロディ
ある愛の詩 雨にぬれても 他6曲
「ある愛の詩」が好きで、大学生の時ピアノで弾けるように何度も練習した。でも残念〜今はすっかり忘れてしまって、全く弾けなくなってしまった。
クラッシックも好きだった。
中でも、アヴェ・マリアが好きだった。
カトリック教会の祈りの一つで、バッハとシューベルト作曲の2曲が入っている。ソプラノの澄んだ歌声を聴いていると、心もスーッと澄んでいくような気がした。
バッハは好きで、トッカータとフーガも買っている。
名曲は、いつまでも心の中に残っているものである。
いまは簡単にYouTubeなどで音楽が聴けるが、苦労して買ったレコードは、それだけの値打ちある名曲が多かったように思う。