飛鳥アートプロジェクト




これは、何だと思いますか?
原始人の家では、ありません。

これは「飛鳥アートプロジェクト」で、川原寺跡に展示されている作品の
一部。 三角形は、「ART ASUKA」のAである。
底面は明日香の記憶を吸い上げ、頂部は未来を示している。

看板の説明を読んでみる。

制作は阪南大学教授 吉兼秀夫氏を中心に、生徒や地域住民の協力に
よる。
12色の色は冠位12階を意識し、12か月の変化も表している
併せて12本ののぼりを立て、『朱雀・八角古墳・過去から未来への船』を展示している。 古代アートと現代アートの融合か・・・



藁に色が着いている理由が、やっと分かった。
朱雀の向こうに見える石は、八角古墳のアートだったのか・・・

私は正直な所、歴史ある地に人工的なアートを置き、不自然さを感じて
いた。 自然のままの色がいいのに、何故色をつけるのか。
もっと自然を生かす発信の方法は、ないのだろうかと。

ところが夜、同じ場所に立って考えが変わった。
昼とは違う表情で、12色が暗闇に浮かび上がっている。
それはライトアップされ、とても幻想的に思えた。







制作者は、これを見てほしかったのか・・・
やっと納得した。

今もアートは展示されている。
室内とは違うスケールの大きさを、感じずにはいられない。
12色に浮かびあがるライトアップは、今日も幻想的な光を放っている。

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