健やかな成長を願って七五三

飛鳥坐(あすかにいます)神社へ、七五三のお参りに行ってきた。
数え年でのお祝いなので、2才3ケ月での七五三となる。

当日は朝が早いので、孫一家は昨夜から泊まりに来ていた。
女の子はおしゃまなのか、赤い小さな着物が自分のだとすでに分かっている。
前に一度袖を通した着物が、畳の上に置かれているのを見つけ、
洋服かけのパパのスーツの横に「かけてー」と言う。
「そんな所に置いて。」とでも思ったのだろうか・・・
幼いながらも、「大事な着物はちゃんとかけて。」と言う孫に、皆で驚く。
案外几帳面な所があるんだ〜

翌日は朝の日ざしが温かく差し込み、いつもより早い朝食をとっての着付けである。
孫はいつもと違う服に緊張ぎみ。
何をされるのかと不思議そうに、されるがままに着せられている。
どうにか着付けをして髪飾りをつけたら、何処のお嬢様かと見間違えてしまうほどになった。

飛鳥坐神社は小さな神社なので、個人での予約参拝になっている。
孫は何が起こるのか? 神主さんの衣や神社の雰囲気に、固まり気味である。

ドドンドンドン〜 大きな太鼓の音。
ますます緊張した面持ちで前を見据えているが、神主さんが拝むための鈴を鳴らすと、どうにか表情が柔らいでくる。
孫は音楽が好きなので、楽器の音色にすぐ反応するのだ。

祈祷の後、「神様こんにちはって挨拶をしましょう。」と神主さんが声をかける。
母親と一緒に前に出て手をたたくが、「こんにちは」がなかなか言えない。
緊張した幼い孫には、ちょっと難しかったかなぁ?

風船や千歳あめを持って、お決まりの記念写真。




千歳あめや風船・文房具入りの可愛いおみやげをもらい、ほころび顔を
見せた孫。
着物を脱いだとたん、緊張から解放されはしゃぎ回っている。
いつもの元気いっぱいのおしゃべりな孫に戻った。

着物姿の孫を見て、ここまでよく大きく育ったものだと感慨深い。
これからもたくさんの事を覚え、元気にすくすくと成長してほしい。
孫の笑顔と成長は、周りの者に多くの喜びを与えてくれる。
家族が元気になるひと時だ。

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