健康ウォーキング
歩いた歩いた〜
先日、健康ウォーキングに参加してきた。
コースは、明日香村健康福祉センターから出発
欽明天皇陵・吉備姫王墓→於美阿志神社→キトラ古墳→高松塚古墳を
通る2時間のコースである。
今回知り合いの2人に誘われて、初めて参加した。
紅葉はまだしていないが、稲刈り後の田んぼや山の風景が奇麗なコースである。
畑を見ては、「この白菜美味しそうねぇ。」など、主婦の会話が飛び交う。
歩いていると、尺八の音色が聞こえてくる??? 何処から?
後ろで歩いていた男性が、吹いていたのだ。
曲名を尋ねると「岸壁の母」だと言う。
いつも吹きながら参加しているらしい。
飛鳥駅近くの、欽明天皇陵・吉備姫王墓(きびひめみこのはか)を通る。
欽明天皇陵は、全長約138mの前方後円墳。
欽明天皇は、6世紀頃仏教が百済から伝わり、蘇我氏と物部氏の対立が激化して争いの続く中で、日本に仏教を正式に受け入れた天皇として知られている。
吉備姫王は欽明天皇の孫で、猿石で有名な古墳である。
於美阿志神社(おみあし神社)に到着。 ここでやっと説明を受ける。
説明によると・・・
このあたりは、「檜隈(ひのくま)」と呼ばれ、6世紀頃から渡来人の
「東漢(やまとのあや)氏」が居住していた。
その当時は、朝鮮半島から土器製作や農工・土木技術・漢字・仏教・医学などの新しい文化や技術を持って多くの人たちが渡来していたのだ。
神社には、東漢氏の祖先と称される阿知使主(あちのおみ)を祭っている。
また、境内には7世紀に建てられた東漢氏の氏寺である檜隈寺跡があるが、寺と神社が一緒になっているのは珍しい。
今も地域の住民は大事な神社として祭り、持ち回りで数ヶ所ある灯篭に灯をつけ、美しく掃除している。
それは私の大字の神さんも、同じ事である。
歩いて歩いて11000歩あまり。
説明はあったが歴史は難しく、家に帰って本やインターネットで調べての復習となる。
知識があればもっと理解が深まるだろうが、まだ私はほんの入り口程度。
機会があれば歴史講座に参加して、もっと古代のロマンに触れていきたい。