栗の渋皮煮

今日は、栗の渋皮煮を作ろう!
そう思い立って、台所に立った。

昨日は山へ行き、たくさんの栗を拾っってきた。
その栗を何とか美味しく食べたいと考えた。
それなら、栗の渋皮煮だろうと、やる気まんまんになってきた。
私が料理にやる気が出るのは、正直たまにしかない。珍しいことだ。
栗の渋皮煮は久しぶりなので、レシピを見ながら作ることにした。

栗は皮をむくのが大変!
沸騰した湯につけて、冷めてから包丁でむく。
2キロなので、50個位はあるだろうか・・・だんだん手が痛くなってくる。
渋皮を傷つけないようにと思うが、消毒をしていないので結構虫くいが
ある。
それを取りながら、皮をむかねばならない。 思った以上に大変な作業・・・
でも、美味しい渋皮煮を作るには、ここは頑張るしかない!

次は、鍋に水と栗・重曹を入れ、15分煮る。
はんぱじゃない灰汁が出るので、丁寧にすくい取る。
取っても取っても、灰汁は出てくる。
紫っぽい汁が強烈な色だ。その色の濃さには驚く。
この汁で布を染めたら、奇麗な染めができるんじゃないかなぁ?

15分煮て水につけ、硬いすじを取る。

次からは、
2回目・・・水と栗・重曹を入れる→15分煮る→水につける。
3回目・・・水と栗を入れ、10分煮る→水につける。
4回目・・・水と栗・砂糖を入れ、15分煮る。(その後、ブランデーを入れる)
      冷まして、味をしみ込ませる。

とにかく、何度も灰汁を取り、煮ては水につけるの繰り返し。
その汁の色が凄く濃くて、鍋が染まるぐらいだ。
私は、とにかくその事に驚いた。

冷めてから食べてみると、渋皮煮の美味しかったこと。
ブランデーの風味が、プーンと口に広がる。
まったりとした甘み。まるで高級モンブランの味だ。
ちょっと有頂天〜〜



私の料理にしては、上出来な渋皮煮が完成。
予想以上の美味しさに、自分でも驚いている。
もしかしたら、たまたま家にあった上等のブランデーが、きいたのかも
知れない。

.entry-content { font-size:18px; }