持統天皇行幸ウォーク

9月23日〜25日は、明日香村で彼岸花祭りが開催されている。

イベントの一つとして、その昔、持統天皇も通ったとされる明日香と吉野を結ぶ道。
そこを古代衣装で行列するのだ。
古代衣装とは、飛鳥時代高松塚古墳の壁画を参考に作られた衣装である。
歩くのは、南淵請安の墓〜稲渕の棚田(案山子ロード)〜
石舞台までの道のり約3キロ。
今回私は興味があり、初めて参加する事にした。 



オープニングセレモニー
南淵請安の墓
飛鳥時代 遣隋使として派遣された人物)

これから吉野へ出発する場面を劇で再現
村人が、持統天皇に願い出ている場面

稲渕の棚田、入り口にある男綱(悪い病気がはやらないように、米などの農産物がよく実るようにと、願いをこめてかけられたもの)を通って、案山子ロードへ入る。

    


歩くのは、すごくゆっくり
「 おな〜り〜」と、声をかけながら歩く。
「通られますよ」という意味でしょうか?
 


    


彼岸花に彩られた、美しい田園風景
昔は、こうやって山越えをしたのか・・・
随分長い道のりです
                            
石舞台に到着

気分はすっかり万葉人
到着の報告を、劇団「時空」の人が演じます。
舞台前列、右から2番目が柿本人麻呂
出発・到着に歌を詠んでいる。
当時、行幸を共にし、その都度歌をなしたようだ。
写真撮影があり、ちょっぴり恥ずかしかった。

吉野まで行くのに、大勢の人が列をなし、籠をかついで大変だったろうと思った。
古代衣装が着れ、素晴らしい田園風景の中を歩き、貴重な体験ができたこと、良かったなぁ・・・
こうして、昔の人に思いをはせ、持統天皇行幸ウォ−クが終わった。




秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 
   風の音にぞ おどろかれぬる 
             藤原 敏行
   
      ー古代のロマンー

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