お付き合い

田舎のお付き合いは、深いものがある。
お舅さんが亡くなってからは、特にそう感じる時が多い。

「全然知らなかったので・・・」
そう言って、駆けつけて下さった方が数人いた。
高齢で大変だろうと知らさなかったのに、遠方より家族に連れられてお悔やみに来て下さった方もいる。

7日ごとの法事に、近所10件はお参りすることになっている。
この辺ではお供えもして下さるので、翌日はお下がりを配ることになる。
また残されたお姑さんを案じて、「私に頼むよ」と、おっしゃった人もいた。

みな、田舎の付き合いだなぁと思う。
町なら、もっと希薄なんだろう〜?

皆さん親切に「できることがあったら、言ってや」とおっしゃってくれるように、私もそうありたいと思っている。

私たちの世代は、簡素化にしていこうと少しずつ変わりつつある。
子どもたちが遠方に住んでいる家が多いので、若い人たちに負担のかからないようにと考えてはいるが、まだまだ昔からの風習が続き用事は結構多い。

70・80代の人たちは、物を貸し合い・助け合って暮らしきたのが当たり前だったのだろう。
私は仕事で外に出ていたので、地域のことをしだしたのは5年ほど前からである。

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