民泊

去年に引き続き、村で修学旅行の民泊を進めている。
来村するのは主に関東の中学生が多く、今は埼玉の子どもたちが来ている。

これは修学旅行などで学生が明日香を訪ずれ、民家に泊まって体験学習をするというものだ。
民泊は登録制で引き受けてくれる家庭を募り、事前に家人たちも研修を済ませている。 泊まるのは1泊2日、生徒は4人である。

体験学習が売りなので、野菜を採りに行ったり自分たちで料理をしたりもする。
それが家庭によってまちまちで、お好み焼きや庭でのバーベキュー・たこ焼きなどもあって面白い。

「初め、大変かと思ったけど、やってみたら面白いわぁ〜」
リタイアして民泊を引き受けた友人は言う。

マンション暮しの子どもたちは田舎の純和風建築が珍しく、玄関を入ってどこで靴をぬぐのか分からない。
靴をはいている所を、靴下で歩こうとしたそうだ。
そうかと思えば縁側を靴のままで歩き、「そこは脱ぐところですよ」と教えなければならない。

都会の子どもたちは、街灯が少ない村の道が、夜あまりにも暗いのに驚く・・・
経験して初めて知る、田舎暮しというところだろうか?

「残さず食べるように」と事前指導を受けていたのか、出された食事はきれいに食べる。
家庭料理は高級ではないが、地野菜を使って手間暇かけた手料理である。
お世話になるおばさんに気も使いながら・・・これもホテルや旅館ではできない体験である。


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