まどみちおの詩
おさるがふねをかきました
ふねでもかいて みましょうと
おさるがふねを かきました
けむりをもこもこ はかそうと
えんとついっぽん たてました
なんだかすこし さみしいと
しっぽもいっぽん つけました
ほんとにじょうずに かけたなと
さかだちいっかい やりました
まどみちおの詩は、おおらかでユーモラス。
有名な童謡として、「やぎさんゆうびん」 「ぞうさん」 「ふしぎなポケット」 「いちねんせいになったら」が、あります。
「おさるがふねをかきました」は、小学校1年生の国語の教科書に載っていて、
入学して間もない子どもたちが喜んで読む詩です。
お猿は愛嬌あり、上手に描けて逆立ちする姿を想像しただけで楽しくなりますね。
船にしっぽをつける!!
そんな発想、なかなか思いつきません。
「まどみちお」ならではの世界と言えるでしょう。
この詩に曲をつけたのは有名な作曲家「團伊玖磨」ですが、残念なことに、あまり知られていません。
思い立って、アニメ作品にしてみました。