今井町を作品に

奈良県橿原市にある今井町
現在も大半の民家が江戸時代の伝統様式を保っていて、国の重要文化財にもなっている。

その町に、新しくフランス料理店「Tama」(たま)ができた。
「Tama」とは、漢字の玉の由来で宝物。
ロゴマークに勾玉のマークを入れたのは、今井町に宝物があると思ったからと書かれていた。

今回は、そのお店を型絵染めにした。
食事に行かれた先生が、店を切り盛りする若夫婦さんにプレゼントしようと型を彫られた物だ。
布に糊を置いたもの (20cm×35cm) 麻の生地




古民家なので、色はこげ茶でしっくりとした色に仕上げたい。
茶色に黒や藍混ぜてを、少しずつ違う茶色を作るのが結構難しい。
色みが少ないので、赤と緑をアクセントに入れている。




5日間置いて水に浸けると・・・
糊が溶けて、絵が浮かび上がってきた。

型絵染めはにじまず、くっきりと染まるのが良いのだが、それが難しい。
糊を落とすまで、色が薄くないかとか、にじんでいないかなどが分からないからだ。




古民家の雰囲気が出て、ちょっとした場所に飾るとお洒落な作品である。

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