雨の花嫁

今朝のテレビで倉敷の倉敷美観地区を放送していた。
奇麗な町並みを見ているうちに、忘れかけていた3年前の出来事を思い出してしまった。

ジューン・ブライド 6月
3年前、私は倉敷まで新幹線で、親戚の結婚式に向かった。
終わったらせっかく出て来たのだから、美観地区まで足を伸ばそうぐらいの軽い計画を立てていた。

送迎バスで式場に着くと、玄関前にはオブジェがあり、滝のように水が流れていた。
早いめに着いたので休憩していると、そのうち予報通り激しい雨が降り出した。
梅雨期なので、それも不思議ではない。

ところが、その雨が半端ではなかった。
バケツをひっくり返したような集中豪雨は、一向に止む気配がない。
その後雨音激しく降り続き、ようやく小降りになるかのように思えた。

そのうち式が始まる時刻が迫ってきたが、一向に始まる気配がなく、
どうなっているのかと、皆がザワザワしていると・・・

どうやら集中豪雨でオブジェの水量が増し、溢れた水が地下へ流れ込んだらしい。
その地下には、ステンドグラスのチャペルがあり、床が水びたしになってしまったのだからたまったもんじゃない。
急遽フルスタッフで水を吸い取る作業をしたようだが、当然結婚式には使えず、
部屋を代えるにも、時間がかかってしまった。

結婚式場が雨で水浸しに!・・・前代未聞の出来事じゃないだろうか?
式は部屋を代えて行い、披露宴後に記念写真だけはチャペルで撮ったが、ハプニングありの結婚式だった。




結局遅くなったのでどこにも寄らず帰った事を、倉敷から思い出してしまった。

でも、当人たちは雨降って地固まるじゃないだろうが、今年4月に女児に恵まれ仲良く家庭を築いている。

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