猫好きの私がとった行動は・・・

私は犬が好き。
でも同じくらい猫もだ〜い好き!

子どもの頃、我が家はいつも猫を飼っていた。
田舎の古家にとって、猫はねずみ除けに不可欠な生き物だったのだろう。
しかしそれ以上に、私にとって猫は兄弟以上の存在だった。

昔の家は今と違って、猫たちが自由に出入りできる場所があった。
お風呂を焚く煙突近くの天井隙間。
猫は高い所でも、平気でジャンプした。

私には兄弟が3人いた。
それなのに、どういう訳か猫はいつも私の布団の中を好んで寝ていた。
猫は、特別猫好きの匂いが分かるのだろう?
私もいつしかそれを心待ちにしていて、猫が来ると安心して眠りにつけた。
猫の体は暖かくて、あんかに負けないくらいほっかほかした。

でも自由に外を出入りしている猫なので、時には布団の中に思わぬ物を持ち込むことがあった。

ある真夜中のことだ。
布団の中が妙にモゾモゾしていているのでめくると、母猫と赤ちゃんが2匹いた。
飼い猫と言ってもノラ化していて、春時には餌と寝る時だけ我が家に帰って来るような状態だった。
赤ちゃんができたら安全な場所で産んで育て、大きくなったら連れて帰るようなことだったのだろう?

赤ちゃんの可愛さに感動した私は、おかしな事に真夜中にも関わらずスケッチをした。 デジカメなんて無い子ども時代。
感動を残すには、スケッチだと思ったのだろう。

そして、ひたすら鉛筆を走らせた。
今から思えば、随分変わっていた子どもだったのかも知れない?

その時のスケッチを、今も大事に持っている。
あんまり上手ではないけれど、私の大切な思い出を嫁入り道具にしのばせて。




それ以来、猫は飼っていない。
でも・・・可愛い猫の絵を見ると、つい作品にとり入れてしまう。



          猫もお花見

私のお気に入りの作品をご覧下さり有難うございました。

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