石舞台 ―鳳凰飛び立つ―

初めて私がデザインした型絵染めの作品。
習い始めて2年、先生にご指導頂きやっと完成した第1作だ。

作るのなら私の住んでいる明日香の風景を。
それも歴史ある石舞台で作りたい!

そう思い描き始めたが、切り落とさない繋がりのある絵にすることと、白い部分をどれだけ残すかが初めてデザインする私にはとても難しかった。 わかり易いように切り取る部分に黒色を塗り、何度も描き変えていった。




サイズは、縦40cm×横50cm
西洋紙に絵をくっつけて、黒い部分をカッターナイフで切り取っていく。
細い所は切り落とさないように気をつけることと、角がギザギザにならないようにしなければならない。
慎重に彫りながらも、集中する時間が楽しい。 型の完成〜




布に型紙をのせ、上から糊を置いていく。
糊が乾くと何度も色を重ねていくのだが、山と空のまどろんだ感じを出すのが難しい。
空に紫のグラデーションを入れたいのだが、思うように色が入らない。




厚手の布なので1週間乾かし、水に浸ける。
糊が溶けて白場が現れて来たが、色が滲む所がありくっきりとまでいかなかった。 思うようにいかないものだ。
仕上げに先生宅へ行き、指導をして貰う。

一通りの行程を初めて自分だけでしたので、修正する箇所がいっぱいある。
鳳凰の周りに金色を入れたり、線の出ていない所は描き足して行ったりと忙しい。




まだまだ初めの第一歩で、未熟さを実感した私。
これからも精進して、素晴らしい作品を紹介できるように頑張っていきたい。

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