型絵染め
今日は型絵染めに行く日だ。
朝からワクワクしている。
始めたのは、1年ほど前。
ハガキ染めの講習会に行き、素敵だなぁと思った。
型絵染めとは、型紙で糊を置いた布に色を染め込む手法。
布は、綿・サテン・シルクなど、デザインによって変える。
一言で言えば、着物染めの小型のようなものである。
今日は、秋の風景 奈良「般若寺とコスモス」を染める。
コスモスは私の好きな花で、手本は優しい雰囲気の作品である。
さぁ、染めることにしよう。
筆をしごき、水気をとる。
にじんで違う場所に色がつかないように、気をつける。
初めは薄く染め、何度も塗り重ねながら、色を濃くしていく。
夢中になって染めていると、あっという間に時間が過ぎて行く。
染め終えた布は家に持ち帰り、3日ほど置いて色を定着させる。
そして水につけて、糊を落とす。
その瞬間がワクワクする。
糊が溶け、花や風景が浮かび上がってくる。
予想以上の出来栄えに、心が弾む。
嬉しくて、つい家族に見せて回る。
やっぱり型絵染めっていいなぁと思う瞬間だ!
コスモスは、まだ完成していないので、私の1番のお気に入り作品
室生の郷
ただしデザインは先生で、指導のおかげでいつも素敵な作品ができる。
「般若寺とコスモス」の完成も楽しみである。