国際化してきた?

毎日健康のため、村内にある公共の運動倶楽部へ通っている。
そこのお風呂で、珍しく外国の方が入浴していた。

湯船の方から、通訳らしき日本人と外国の方との会話が聞こえてくる。
「$%@・・*$@・・・」 全く何を言ってるのか分からない。

横で洗っている人が、「どこの国の人やろう?」と私に尋ねてくる。
しばらく聞いていたら、フランス語だという感じがしてきたのでそう答えると、おばさんは湯船まで、「どちらから来られたのですか?」と声をかけに行った。

通訳の人が、「フランスの女性で観光に来ています。」とおっしゃると、皆一同に「外国の方が来られてるのは珍しいですわ〜」と答え、しばらく通訳の方をはさんで会話が始まった。
自然と丸い輪ができ、裸の付き合いじゃないけど笑顔で話がはずむ。

話を聞いていくと、通訳の方は全国通訳ガイド(?)の資格を持っていて、外国から来た人の案内且つ通訳を務めているのだと言う。明日香の民宿に泊まり観光を楽しむフランス人たちの案内役だった。
流腸なフランス語に感心しながら、「素晴らしいお仕事ですねぇ。」と言うと、「色んな方に出会えるのが楽しい」とおっしゃっていた。

明日香は奈良の南部で、北部にある奈良市とは1時間ほど離れているので、外国の方がはるばる観光に来ることは少なかった。
ところが、最近は外国の人の姿を見かけることが増えてきた。
ほとんどがサイクリングやリュックを背負ってのウォーキング。 身軽な旅行のようである。

高松塚古墳の壁画で有名になったのか? 世界遺産登録PRの成果なのか?
はたまた、インターネットで世界に発信した成果なのか?
いずれも定かではないが、先日も石舞台に入る外国の方に会ったばかりである。


.entry-content { font-size:18px; }