可愛い中学生
5月だというのに、初夏のように蒸し暑い日が続く。
朝9時に郵便局に行くと、向こうから可愛いお嬢さんたちが歩いて来た。
飛鳥時代の古代衣装を着た美しき姿に
「勉強で歩いているのですか?」
と声をかけたら、一緒に歩いているおばさんが「民泊で体験をしているところ。」と教えてくれた。
浜松から来た中2のお嬢さんたちで、写真をお願いしたら笑顔で撮らせてくれた。
「きれいやなぁ〜」 表に立っていた人が声をかけると嬉しそうで、見ていた私も嬉しくなった。
この子たちは修学旅行生で、一般家庭に4名分散して泊まり、体験学習を行っているようだった。 今日は引き受けた家の人が、一日つきっきりでお世話をするように言っていた。
また、野菜の収穫に行くのかと思われる男子学生も見かけた。
お昼には産地直売所に行き自分たちで材料を調達、料理をする予定らしい。
風呂は希望で村にある公共の湯に入るのもOKだそうで、観光あり生きた学習ありという所だろうか?
与えられたスケジュール旅行とは違う思い出を、たくさん持ち帰って欲しい。
郵便局の入り口に飾られていた万葉集。
紫陽花の 八重咲くごとく やつ代にを
いませ我が背子 見つつ偲(しの)はむ
橘諸兄 (たちばなのもろえ)
紫陽花の花が八重に咲くように、いついつまでも栄えて下さい。
そして花を眺めては貴方を思い出しましょう。
可愛い中学生に会え、今日は素敵な一日だった!